もうすぐ夏がやってきます。
今日6月22日は「NEXT50事業」すなわち九州大学留学生と糸島市内の小学生をオンラインで結ぶ出前授業を行いました。
今回は前原南小学校の六年生が対象でしたが、きっとよい体験になったと思います。
今回の講師は台湾出身のミラー君、インド出身のスネハさん、コスタリカ出身のブライアン君、そしてトルコ出身のデニーズさんの四名の留学生が頑張ってくれました。糸島の小学生の為にそれぞれが母国の特色や食文化等を紹介してくれました。
さて彼ら外国人留学生は日本にとって大切な役割を担ってくれていると思います。
日本で実際に暮らしてみることで、教室で学んだ言語や文化、歴史等が補完され、日本の素晴らしさ、日本人の優しさを身をもって体験するのです。 その結果、彼らは生涯にわたって母国と日本の架け橋となってくれる「文化大使」となります。
日本はコロナ対策として、諸外国よりも強い外国人の入国制限を行いました。留学生が入国制限で来日できなかった空白期間はわずか一、二年と思うかも知れませんが、そうではありません。
日本への留学を希んでいた学生たちは、その空白が原因で日本での留学経験を身近に聞くことができる先輩がいなくなり、留学先を日本から韓国や台湾に変えている学生が多数いるという記事を見ました。大変憂うべき出来事です。
コロナとの付き合い方が緩和されつつある昨今ですが、外国人留学生には国境の扉をより広く開けて、多くの「文化大使」が生まれるような政策をとって頂きたいものだと私は思います。
2022年7月
理事長 田中 陽早